FC東京は前節、ホームで鳥栖と対戦した。前半は劣勢に回る時間が長く、2失点。ハーフタイムにはゴール裏からブーイングが飛んだ。それが一転、後半は守備の修正が効くと、ボールを奪い取るシーンが増え、相手陣でプレーする時間が増加。左SBバングーナガンデ 佳史扶のクロスから、アダイウトンと渡邊 凌磨が立て続けにゴールネットを揺らして追いつくと、87分にはルーキーの俵積田 晃太が決勝点を挙げ、鮮やかな逆転勝ちを飾った。
ホーム連勝を目指す今節は、前節の前半の内容を修正することがポイントになるが、「鳥栖とガンバはスタイルが似ていて、相手のプレッシャーを見て外すのがうまい」と話す原川 力は、「イライラせず、スイッチを切らさずに、耐えるところは耐えながら焦れずにやりたい」と強調。バングーナガンデも「チーム全員の意識を同じにしないと、鳥栖戦みたいに一人ひとりがバラバラになって、後手後手の守備になってしまう」と改善点を語った。
チームとしてはピーター クラモフスキー監督就任後、三度目の連勝が懸かるゲーム。ここで勝利をつかみ、ラスト5試合につなげたい。
また、試合が開催される10月1日は『都民の日』であり、いまから25年前のこの日にFC東京は誕生した。過去、10月1日にリーグ戦を戦ったのは、2005年のJ1第26節・大宮戦(1〇0)、2016年の明治安田J1 2nd第14節・広島戦(1〇0)、2022年のJ1第31節・鹿島戦(1〇0)と3試合あり、すべてアウェイゲームで勝利しているが、10月1日にホームゲームを戦うのは初めて。クラブ創設記念日に味の素スタジアムで歓喜を味わいたい。
対してG大阪はここ4試合勝利がなく、前節・浦和戦はホームで退場者を出した相手に2点を追加され、1-3で敗れた。
仕切り直しの一戦に向け、まず大事になるのは守備の立て直しになるだろう。第26節・札幌戦でも4失点を喫して敗れており、現在は8試合連続で失点中である。GK東口 順昭、CB福岡 将太を中心に修正を図りたい。
なお、両者は今季のJリーグYBCルヴァンカップグループステージで同組となっており、すでに公式戦で三度対戦。2勝1敗とG大阪が勝ち越していて、FC東京は前回対戦で1-3の敗戦を喫し、アルベル監督が退任に追い込まれた。そんな“因縁”も孕む一戦。ピーター クラモフスキー監督が就任してからは初対戦となるFC東京が勝ち星を五分にするか、G大阪が勝ち越しでシーズンを終えるか、注目の一戦だ。
[ 文:須賀 大輔 ]
