広島はここまで2勝2分。ホームで勝ってアウェイで引き分けてきた中、ここからさらに勝ち進んでいくためのポイントは攻撃面にある。昨季の明治安田J1チャンピオン・神戸と対戦した前節は0-0のドローに終わり、大橋 祐紀は責任を感じていた。
「自分としても課題が多く出た試合でしたし、もっともっと自分の力を上げないといけないなと思いました。ボールを引き出せる回数も少なかったですし、時間を作れませんでした。後ろは全員が体を張って守ってくれた中で、点が取れなかったのは本当に申し訳ないですし、そこは責任を感じています。次こそしっかりチームとして点が取れるようにやっていきたいなと思います」 今季、湘南から加入してすぐ広島の攻撃の中核を担っている大橋は、課題の多かった神戸との一戦を経て、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。ドウグラス ヴィエイラが右ひざの治療のためブラジルへ一時帰国、ピエロス ソティリウが神戸戦で負傷した中、ミヒャエル スキッベ監督はどんな形で前線を構成するのか。選択肢は多いだけにドイツ国籍監督の選手起用も注目だが、いずれにしても大橋が軸となることは間違いなく、彼にかかる期待も大きなものになってくる。
一方のG大阪はここまで1試合消化が少なく、2勝1分。町田との開幕戦でチームを救う同点ゴールを決めた宇佐美 貴史は第2節・新潟戦で決勝点を挙げると、前節・磐田戦でもゴールをゲット。3戦連発中と絶好調のエースは、チームの先頭でハードワークも実践して攻守に貢献している。
磐田戦後に「いまはもう守備のところとか、背後に走って相手のディフェンスラインを下げるとか、奪われたときにすぐ切り替えるというだけでやっていますね。それができた結果、棚ぼた的に点が取れるんじゃないかなと思っています。点が取れたことはおまけみたいなもので、それ以外のところで穴を作らないようにやっています」とコメントしている宇佐美が、今節もチームの攻守をけん引していくはずだ。
約1カ月半前のオープニングマッチは、1-1で迎えた88分に倉田 秋が決勝点を挙げてG大阪が勝利した。そのときは敗れた広島だが、リーグ戦が開幕してからはEピースで2戦2勝。川村 拓夢は「こけら落としの試合はキャンプ後でしたし、普段とはやり方も違いました。今回は前からしっかりとアグレッシブにプレーするスタートを切れたら結果はついてくると思いますし、ファン・サポーターが作ってくれる雰囲気もすごいので、ホームでは負ける気はしないです」と自信をのぞかせている。
[ 文:寺田 弘幸 ]
