「もう、次の試合に向けて頭を切り替えてやっていくしかないと思っていますし、こういう敗戦から立ち上がってやっていきたい」と気持ちを切り替えたダニエル ポヤトス監督。今季初のリーグ3連勝を懸けた一戦で、“ルヴァンショック”を払しょくするのみだ。
ルヴァンカップでは宇佐美や中谷 進之介、三浦 弦太ら主力を温存。また、ベンチ入りしたウェルトンも出場せず、フレッシュな状態で鹿島戦に挑めることは朗報だ。
G大阪は今季一度も3得点以上の試合がなく、9試合で7失点という中谷や一森 純を擁する最終ラインの堅さで勝点を積み上げてきた。しかし、鹿島撃破のカギを握るのは、やはりエース・宇佐美である。
宇佐美は今季3得点にとどまっているが、フィニッシャーとしてだけでなく、チャンスメークでもフル稼働中。「自分の得点が取れなかったとしても、ありとあらゆるところでチームの勝利に貢献したい」と力を込める宇佐美は、鹿島撃破の先頭に立つ。また、リーグ戦2試合連続ゴール中の若武者・坂本 一彩は琉球戦で79分からプレーしたのみで、大きな疲れはないだろう。
浦和戦で今季初出場を果たした山下 諒也に続いて、琉球戦では山田 康太も戦線に復帰。ファン アラーノは古巣との一戦を欠場するが、前線のオプションは増す一方だけに、先発の顔ぶれと、試合途中に送り出すカードには注目が集まる。
一方の鹿島は1週間のインターバルを挟み、日程的には優位に立つ。2-4で敗れた前節・鳥栖戦からの仕切り直しとして、パナソニック スタジアム 吹田に乗り込んでくる。
「ここ最近、厳しい試合が続いている。でも、これを変えるのは自分たちしかいないと思っている」と佐野 海舟は語っているが、相性が良いスタジアムでイヤな流れを断ち切りたいところである。
ブラジル国籍選手が存在感を見せるG大阪とは対照的に、鹿島は前節・鳥栖戦で先発10人が日本人選手。とりわけG大阪との相性が良い鈴木 優磨は攻撃をけん引すべき存在だ。鈴木はここまでのゴール数が宇佐美と並び『3』。エースの輝きはそのまま勝敗を左右する要素になるはずだ。
今季ホームでは3勝1分と負け知らずのG大阪だが、鹿島も一歩も引くつもりはない。Jリーグをけん引してきた名門同士がプライドをぶつけ合う一戦は、28日15時にキックオフされる。
[ 文:下薗 昌記 ]
