鹿島はリーグ戦では3連勝を飾っているものの、ルヴァンカップでは結果が出ていない。第1節でC大阪に0-1で敗れると、第2節も大分と打ち合いの末に3-3のドロー。3分に染野 唯月のヘディングシュートで先制点を奪ったが、14分、20分に立て続けに失点して、逆転を許す苦しい展開に。ディエゴ ピトゥカと上田 綺世がPKを決めて逆転に成功したが、アディショナルタイムにFKから長沢 駿にヘディングシュートを叩き込まれて、勝点1しか奪えなかった。
鹿島は日本代表に上田、U-21日本代表に荒木 遼太郎と松村 優太が招集されている。また、練習に参加できている選手数も先週から変わっておらず、台所事情は苦しい。ただ、結果が出始めていることや先週からレネ ヴァイラー監督が合流したことでチームは活気に満ちている。レネ ヴァイラー監督が来日してから2試合連続で先発起用されている和泉 竜司は、良い準備ができていると話す。
「監督も新しく来て、また新たな競争というか、自分を伝える部分も必要になります。そういう部分はみんなで出し合いながら、試合に向けてもそうですし、日々良いトレーニングができているのかなと思います」(和泉)。この試合でも、劇的に増えたスプリントで攻守にわたってアグレッシブに戦う姿勢を見せるはずだ。
対するG大阪はなかなか結果が出ずに苦しんでいる。3バックと4バックを使い分けながら戦っているが、4バックで臨んだ直近の明治安田J1第5節・福岡戦では3失点。そこから2点を返して追いすがったが、勝点を奪うまでには至らなかった。「今日のゲームに準備してきたことが特に前半はあまりできなかった」と片野坂 知宏監督は振り返っていた。
G大阪はここまで公式戦7試合を戦い、無得点で終わった試合は1つもなく、11得点を奪っている。そこで明らかなように課題は守備。安定して守ることができれば結果につなげることができるはずだ。今月に入って公式戦未勝利という悪い流れを断ち切りたい。
両チームはリーグ開幕戦で対戦しており、アウェイの鹿島が3-1で勝利している。また、リーグカップでの対戦は2015年の決勝以来となる。そのときはファン ソッコ、金崎 夢生、カイオのゴールで鹿島が3-0と快勝した。あの試合も強度の高い試合だったが、今回もそうした試合を期待したい。
[ 文:田中 滋 ]

