ホームの京都は2勝3分9敗の勝点9。前節の結果により、順位はついに最下位に転落した。前節はアウェイで浦和と対戦。序盤は京都のペースで試合が進んだが、次第に相手へ流れが傾き、前半終了間際にミドルシュートから先制点を奪われると、後半にも失点を重ねて0-3で敗れた。ここ4試合で11失点と守備に不安を抱えており、浦和戦では今季初出場となったGK太田 岳志がPKストップや再三の好セーブなどの活躍を見せたが、連敗を食い止めることはできなかった。
そんな中、数少ない希望となっているのが宮吉 拓実だ。前々節・福岡戦では約1年9カ月ぶりの先発起用に応えてゴールを決め、前節もクロスバー直撃のシュートを放つなど、状態の良さを感じさせる。2016年から2シーズン在籍した古巣について、「青山(敏弘)さんや佐々木(翔)くん、塩谷(司)くんたちには当時よくしてもらいました。ほかにも一緒に戦った選手がいまも在籍しているので、楽しみです」と対戦に意欲を高めている。サポーターからの信頼も厚い育成組織出身選手が活躍すれば、スタジアムの空気も変わる。今季、まだホームゲームで勝利がないという流れを、なんとか食い止めたい。
アウェイの広島は4勝7分2敗の勝点19。1試合消化が少ない中で、9位につけている。シーズン序盤は順調に勝点を積み重ねていたが、ここ1カ月は勝利から遠ざかっており、昨季からの連続無敗記録が破られた第12節・名古屋戦から2連敗となっている。
前節はホームで鹿島と対戦。開始5分にCKから先制を許し、15分にはPKで追加点を奪われてしまう。後半に途中出場のマルコス ジュニオールが相手のパスミスから右足でシュートを決めて反撃の狼煙を上げたが、終盤にカウンターから失点して1-3で敗れた。中3日で迎える今節に向けて、川村 拓夢は「試合はすぐにやってくるので、今日の負けをしっかり受け止めて、もう勝つだけだと思います」と挽回を誓っている。
両チームの昨季の対戦成績は1勝1敗。前半戦は広島が茶島 雄介の2ゴールなどで3-1の勝利を収め、後半戦は京都が豊川 雄太の決勝点により1-0で勝利している。
京都は9日間で3試合を行う連戦の2試合目となる水曜日の試合で、先発メンバーを大きく替えることはしなかった。中3日で迎える3連戦最後の今節、前節の反省も踏まえて、曺 貴裁監督はどのようなメンバー構成で挑むのか。一方の広島は、横浜FMがAFCチャンピオンズリーグ決勝に進出したため第13節が延期されており、今節はリーグ2連戦の2試合目。日程面におけるアドバンテージがある。休養充分で挑んだ前節は中2日の相手に敗れてしまったが、試合間隔が空いたことが逆にゲームへの入り方に影響して、序盤の複数失点につながった可能性もある。今節は、同じ徹は踏まないようにしたい。
試合当日は日中の最高気温が24℃という予報で、暑さを感じる中での試合となりそうだ。試合はサンガスタジアム by KYOCERAで14時キックオフ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

