広島は昨季のJ1を3位で終えて出場権を獲得したAFCチャンピオンズリーグ2に参戦。19日にフィリピン王者のカヤFCを広島サッカースタジアムに迎え、3-0の勝利を収めてグループステージでの戦いをスタートさせた。
直近のリーグ戦から先発を総入れ替えして臨んだ中、前半のうちにドウグラス ヴィエイラが公式戦約3カ月ぶりとなるゴールを奪って先制すると、後半から出場した新加入FWのゴンサロ パシエンシアが強烈なシュートを決めてリードを広げ、その後イヨハ 理 ヘンリーがうれしい広島での初ゴールをゲット。守備でもカウンターを狙うカヤFCにスキを見せることなく、これまで出場機会の少なかった選手からも充実感がうかがえる90分間となった。
横浜FMは昨季のJ1で2位になってAFCチャンピオンズリーグエリートへ参戦。5月にAFCチャンピオンズリーグ2023-24の決勝でアルアイン(UAE)に敗れてから約4カ月、再びアジアのクラブ王者を目指す戦いをスタートさせたが、リーグステージ第1節はアウェイで光州(韓国)に敗戦を喫した。
2分にヤシル アサニのミドルシュートで先制を許す苦しい展開になると、15分にも得点を許し、34分にエウベルのゴールで1点を返すも、55分に再びヤシル アサニのシュートが決まってリードを広げられ、最終的に3-7というスコアになった。
横浜FMは今節、ショッキングな敗戦からどう立ち上がっていく姿を見せられるか。負傷離脱している選手や、出場停止の選手が複数人いる難しいチーム事情の中で、総合力が問われる戦いとなる。
広島は、現時点で首位に立っている町田との一戦を次節に控える中、まずは今節で勝利を収めて前進したいところだ。大半の主力選手がカヤFC戦ではプレーせずに今節へ向けて調整できている中、立ち上がりからエネルギッシュなプレーを見せて得点を重ねていきたい。
その中でも期待が高まるのがゴンサロ パシエンシアだ。Jリーグデビュー戦となった前節・鹿島戦でJ初ゴールを決めたポルトガル国籍FWは、カヤFC戦でもゴールを決め、さっそく非凡な得点力を発揮しており、今節も大きなインパクトを残す活躍が期待される。
失点が増えている横浜FMは守備の改善が急務となる。韓国から戻ってきて広島へ移動するタイトなスケジュールの中、守備をどう構成していくかが重要なポイントになるが、攻撃陣がどこまでパワーを発揮できるかも勝敗を大きく左右するだろう。8月にリーグ戦が再開して以降、得点力を前面に打ち出す形で勝利をつかみ取ってきており、そのスタンスを変えないことこそが勝利への近道になるはずだ。
リーグ最多得点の広島と、2番目に得点の多い横浜FMの対戦。最初から両チームがゴールへ向かっていく激しい戦いが繰り広げられることは間違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]
