今季の広島と横浜FMのリーグ戦での対戦成績は1勝1敗。4月のエディオンスタジアム広島での試合は広島が2-0で勝利を収め、7月の日産スタジアムでの試合は横浜FMが3-0で勝利している。この対戦成績を踏まえれば、ホーム&アウェイで行われる準々決勝の戦いもきっ抗したものになりそうだが、現在リーグ戦での勢いは横浜FMが大きく上回っている。
1位2位対決となった明治安田J1第23節・鹿島戦を2-0で制した横浜FMは、リーグ戦9試合無敗で首位を突っ走っている。対して広島はJ1第23節・FC東京戦で1-2の逆転負け。リーグ戦は4試合勝ちがない状況だ。
広島はどうやって横浜FMに立ち向かっていくのか。EAFF E-1 サッカー選手権に臨んだ日本代表で横浜FMの選手たちとチームメートだった野津田 岳人は、横浜FMの強さをあらためて実感したという。
「マリノスにはずっと強さを感じています。1カ月前に対戦したときもすごく強さを感じましたけど、代表で一緒にプレーしていろんな話も聞く中で、あらためて強さを感じました。身近で実際に一緒にやったからこそ強さを感じられた部分もたくさんあったので、本当に倒すのは大変な相手です」 その相手と対峙するにあたって、重要になるポイントを背番号7はこう語る。
「アグレッシブに戦う部分では自分たちも同じ。受けたら絶対にやられるなという感じがあるので、そこで自分たちが上回っていけるか。どこかで相手ペースになる時間もあると思いますけど、やっぱり攻める姿勢を忘れずにやりたい。攻撃のところもリスクを冒さずに蹴り続けていたら相手ペースになってしまうので、しっかりと自分たちの攻撃をすることにチャレンジする。それがすごく大事なのかなと思います」 横浜FMは強い。しかし、恐れていては勝機も見えてこない。アグレッシブにボールを奪いにいき、スピーディーにボールをつないで敵陣へ入っていく。勇気を持って自分たちのサッカーをしていくことが横浜FMを上回っていく道になるのだろう。
3日のエディオンスタジアム広島での試合は1stレグになるため、広島にとってはアウェイゴールを許さないことも重要になる。GK大迫 敬介をはじめとした守備陣が堅固に守ることは極めて重要なことで、失点することなく90分間を終えられれば、たとえ得点を奪えなかったとしても満足のいく結果と言えるだろう。だが、横浜FMを相手に守ろうとしても、そう簡単に守り切れるものではない。
とにかく機先を制すことのほうが大事だ。攻守において先にアクションを起こし、横浜FMに向かっていく姿勢を貫いていきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]