ホームのFC東京は、3連敗という状況で最終節を迎えることとなった。11月3日の第35節・湘南戦で敗れると、翌週の前々節・町田戦も敗戦。国立競技場で東京のライバルチームにシーズンダブルを食らう悔しさを味わった。そこから3週間のインターバルを経て戦った前節・磐田戦では、残留争いを繰り広げる相手に逆転負け。流れが良くないのが現状だ。
その中で迎える最終節は、チームとして勝って終わりたいのはもちろんのこと、今季限りでの引退を発表しているディエゴ オリヴェイラにとっては現役最後のゲームとなる。7シーズンにわたってエースナンバーの9番を背負い、チームをけん引してきたブラジル国籍FWを勝利で送り出したい。それがFC東京に関わるすべての人に共通する思いだろう。
当の本人は「決断するまでは非常に苦しい思いもしたけど、いまは非常に落ち着いているよ。ここに来たときから“東京のために”と頑張ってきたので、ある種の達成感もありますね」とリラックスした表情を浮かべ、磐田戦で負ったケガも問題ないと強調。「応援してくれた皆さんのためにも自分のできるだけのプレーをして、希望は自分がゴールを決めて勝てればいいけど、チームが勝ってみんなで喜びたいね」と出場に意欲を示している。
さらに、1日に今季限りでの契約満了が発表されたGK児玉 剛にとっても、この試合が青赤でのラストゲームとなる。2019年から6シーズン在籍した守護神は、「6年も在籍していたので、ここにいることが当たり前であり、正直、FC東京を去ることにあまり現実味が帯びていない。東京が大好きやから、本当は離れたくない」と“東京愛”を語りつつ、「本当に今までどおり良いトレーニングをして、しっかりと準備をして、試合当日を迎えられればいい」とプロフェッショナルな姿勢を最後まで保つ。出番が訪れるかどうかは分からないが、背番号1は準備を整えている。
対するC大阪は、今季のホーム最終戦となった前節・鹿島戦を落としてしまっただけに、なおさら勝利を欲していることだろう。勝点3を積めれば6位まで浮上できる可能性がある一方、敗れれば10位まで転落してしまう可能性がある。また、今季で退任となる小菊 昭雄監督にとっても桜のエンブレムを背負って戦う正真正銘のラストマッチ。強い気持ちを持って味スタに乗り込んでくる。
[ 文:須賀 大輔 ]
