ホームの京都は開幕戦で岡山と対戦し、0-2で敗れた。昇格クラブのホームスタジアムへ乗り込んで20分頃まで優勢に進めたが、23分にCKから先制点を奪われると、36分にも最終ラインの乱れを突かれて追加点を許してしまう。後半は途中出場選手の奮起もあって持ち直したが得点は生まれず、敗戦スタートとなった。試合後、曺 貴裁監督は「自分たちがやってきたことじゃないことでプレーしようとする時間帯があり、結果として失点を重ねたことが最後まで響いた」と悔やんでいる。
アウェイの浦和は開幕戦で神戸と戦い、0-0の引き分け。得点こそ生まれなかったが、昨季のJ1チャンピオンチームと見ごたえある戦いを繰り広げて、今季への期待を感じさせた。試合後、マチェイ スコルジャ監督は「ゴールを取り消されるというアンラッキーな場面もありながら、勝利にかなり近い試合だったと思うが、完全に満足はしていない」と話している。
今節で注目されるのは両チームの新戦力だ。京都は浦和から期限付き移籍している宮本 優太が契約により出場できず、右SBには開幕戦で途中出場から見せ場を作った須貝 英大が先発に名乗りを上げる。「浦和は個の能力が高い相手だが、1対1で負けないことも含めて京都のサッカーを打ち出していきたい」と意欲的だ。また、ヨーロッパから古巣へ帰ってきた奥川 雅也にも期待が集まる。こちらも開幕戦で途中出場からチャンスを作っており、「相手はうまい選手や名のある選手が多いが、ハードワークもしてくる。ウチの強みは素早い攻撃。どんな状況がきても、ゴールへ向かうプレーを出していきたい」と自信をのぞかせている。
一方の浦和は、開幕戦ではマテウス サヴィオ、松本 泰志、金子 拓郎と2列目に新戦力が並んだ。いずれも高いクオリティーを持った実力者で、中でもマテウス サヴィオは前所属の柏時代から京都戦でゴールやアシストなど勝敗に直結するプレーを何度も見せてきた。新天地でも、そうした活躍が期待される。また、最終ラインではダニーロ ボザと、クロアチアから戻ってきた荻原 拓也が開幕戦では名を連ねている。荻原 拓也は2021年から2シーズン、期限付き移籍で京都に所属しており、サンガSでも観戦者を惹きつけるアグレッシブなプレーを体現し続けてきた。欧州の舞台を経てさらにたくましくなった姿を今節で披露できるか。
昨季のリーグ戦での対戦成績は、5月に行われたJ1第14節は浦和がホームで3-0の勝利。安居 海渡、渡邊 凌磨、チアゴ サンタナがゴールを決めた。7月に行われた第23節は互いに決定機を作り出しながら、守備陣の奮戦もあってスコアレスドローとなっている。
試合は14時キックオフ。当日は最高気温が5度(※2月20日時点)という予報で、かなり寒くなりそうだ。風を通さない服装やひざ掛けといった万全の防寒対策でスタジアムへ訪れていただきたい。また、スタジアムへの道は一般道も高速道路も山間部を通過するため、夜間の雪や凍結が解け切らない可能性もある。京都駅などで駐車して、電車へ乗り換えての来場が推奨される。
[ 文:雨堤 俊祐]

