AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の影響でリーグ戦のスケジュールに多くの変更があったこともあり、川崎Fにとっては明治安田J1第4節・京都戦以来、リーグ戦では約1カ月ぶりのホームゲームとなる。なお、その京都戦では今季公式戦初黒星を喫している。リーグ戦においては、2月の開幕戦・名古屋戦以来となるホームでの勝利をファン・サポーターに届けたい。
こうなると、長らく勝利を挙げられていないようにも感じるが、3月に行われたACLEではラウンド16で中国の上海申花を下し、今月下旬からサウジアラビアで開催されるファイナルズにコマを進めている。また、直近の公式戦となったリーグ前節ではFC東京との“多摩川クラシコ”にきっちりと勝利。同対戦では昨季から3試合連続の3-0でライバルを一蹴し、ここから休む間もなく続いていく戦いにはずみをつけた。
そのFC東京戦で、開幕戦以降ゴールから遠ざかっていたエースの山田 新が得点を決めたことや、新加入の伊藤 達哉にリーグ戦での初ゴールが生まれたことは明るい材料である。そして、守っても無失点。長谷部 茂利監督が就任した今季は守備の立て直しに取り組んでおり、現在1試合未消化ではあるが、リーグ最少失点タイとその成果はしっかりと結果に表れている。
順位表を見ても、ほかの上位陣と比べて消化試合が1試合少ない中、勝点11で4位につけている状況は悪くない。今節・湘南戦で今季初の連勝を果たせば、2位まで浮上する可能性があるだけに落とせない一戦だ。キャプテンの脇坂 泰斗は「湘南は、開幕してからは少し勢いがあったけど、最近は勝てていないので、結果を必要としていると思う。でも、自分たちは受けることなくやりたい」と語り、「優勝を狙っている以上、落とせる試合は1つもない。そのために一試合一試合戦っていくことが大事になる」と自分たちにベクトルを向けた。
対して湘南は、開幕3連勝でスタートダッシュに成功したが、そこから一転、現在は4試合勝ちなしと消沈気味である。代表ウィークによる中断前に行われた前々節で神戸に敗れて今季初黒星を喫すると、中断明け初戦となった前節・清水戦でも敗戦。浮上のきっかけが欲しい状況にある。
その意味では、川崎Fとの“神奈川ダービー”は相手に不足はない絶好の試合。開幕当初に見せていたアグレッシブな姿勢を取り戻し、ぶつかっていくことが5試合ぶりの勝利への近道となるだろう。
[ 文:須賀 大輔 ]


