FC東京は前節、岡山とのアウェイゲームを0-1で落とし、6試合未勝利と厳しい状況が続いている。
試合後、松橋 力蔵監督は「本当に非常に残念で、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。試合は、前半序盤に非常に良い攻撃が続く中で、なかなか得点に結びつけられませんでした。そこで1点取れていれば、というのはもちろん感じることですが、徐々に徐々に少しずつトーンダウンしてしまい、相手にゲームの流れを持っていかれた感があります」と、序盤に得点が取れなかったことを悔やんでいた。
その序盤、佐藤 恵允に再三シュートチャンスが訪れたが、ゴールネットを揺らせなかった。良い形は作れていただけに、柏戦でも佐藤 恵允にかかる期待は大きい。
また、2試合ぶりに先発出場した仲川 輝人はスピードあるドリブルで見せ場を作り、途中出場のマルセロ ヒアンはフィジカルを生かした突破で後半アディショナルタイムに決定機を作った。彼らも柏戦ではゴールという結果を残してチームに貢献したい。
そして、FC東京にとって新国立競技場でのホームゲームは、8戦が行われていまだ負けなし。ここで勝点3を獲得し、低空飛行から脱して上昇気流に乗りたいところだ。
対する柏は前節、G大阪と対戦し、小泉 佳穂のゴールで1-0。5試合ぶりの勝利を手にした。
リカルド ロドリゲス監督は試合後に「今日は攻守にわたって良いプレーができたと思います。追加点が取れなかったことは残念ではありましたが、良いプレーと良い攻撃ができていました。同時に、守備の面でもガンバの危険なカウンターアタックに対して、戻りながらの良い守備ができていたと思います。そういう意味では、攻守にわたってより完成度の高い試合ができたと思います」と、これまで積み上げてきたサッカーに確かな手ごたえを感じていた。
今季から指揮を執るリカルド ロドリゲス監督の下、柏は前節終了時点でリーグトップの平均ボール保持率を誇っており、その中心にいるのがここまで2得点2アシストの活躍を見せている小泉 佳穂だ。両足を駆使した正確なパスで、上位につけるチームを支えている。
そして、ここまで全試合に先発出場している原川 力と熊坂 光希の両ボランチが中盤で良いリズムを作り出している。原川 力にとってFC東京は、2023年途中から昨季まで在籍したチーム。前節は負傷により交代となったが、古巣戦のピッチに立つことはできるか。
FC東京は、相性の良い新国立競技場で7試合ぶりの勝利を目指す。上位争いの最中にいる柏にとっても、絶対に負けられない試合となる。最終的に勝利をつかむのは、きっと勝ちたい気持ちが強いチームのはずだ。
[ 文:匂坂 俊之 ]


