ホームの横浜FCは、川崎FがAFCチャンピオンズリーグエリートファイナルズへ出場したことに伴い、明治安田J1第14節が5月14日開催に。そのため、前節・東京V戦は相手が中2日で臨む中、中6日と日程的なアドバンテージを持って挑んだ。
中盤には、キャプテンでありチームの心臓を担う駒井 善成が、コンディション不良による欠場から4試合ぶりに復帰。ほぼベストメンバーに近い顔ぶれで勝利を目指したものの、結果は0-2での敗戦となった。四方田 修平監督が「チームとして非常に流れが悪い」と眉をひそめるとおり、苦しい状況が続いている。
久しぶりに同じシステム同士の対戦となった東京V戦は、攻撃面で手を加えた。相手が前線3枚でのハイプレスを掛けてくることを想定し、ディフェンスラインの3人に加えて、ボランチの駒井 善成がポジションを落として後方でのボール回しを4枚に。数的優位な状態で前進しながら、相手が食いついてくれば適宜空いた裏のスペースを使う意図が見られた。しかし、予想より相手が構える守備をしてきたことで思うように狙いがハマらず、後ろが重くなった結果、ゴールが遠くなってしまった。
今節の相手はプレスの強度とゴールへ向かうスピードに自信を持つ福岡。緩い横パスなど自陣でのパスミスが増えれば、そのぶん失点のリスクは高まる。前節から中3日と時間は短いが、蹴るのかつなぐのか、前線の選手は落ちて受けるのか前で待つのかについて、比重やタイミングを選手間で合わせ、悪い流れを断ち切りたい。
対する福岡は、今季から金 明輝監督を新たに迎えて始動。これまでの守備の堅さに加えて攻撃力を上げ、せめぎ合いを制していき一時は首位に立った。しかし、第10節・横浜FM戦での勝利を最後に勝点を落とす試合が続き、あらためて攻守のテコ入れを図っている最中。内容自体は徐々に改善されてきている中、今節こそ白星を手にしたい。
注目したいのは、今節が古巣戦となる前嶋 洋太が絡む、右サイドの攻撃。横浜FCの左サイドには左足のキックを武器とする福森 晃斗をはじめ、攻撃の軸となる選手がそろう中で、攻守のバランスをどうとってゴールにつなげるか。それがポイントの1つとなるだろう。
浮上のきっかけとして、喉から手が出るほど欲しい勝点3。先にトンネルを抜け出すのは、どちらのチームか。
[ 文:青木 ひかる ]
