ホームの湘南は、明治安田J1第12節・町田戦を1-0で辛勝するも、その後の第13節・福岡戦でスコアレスドロー。さらに第14節はG大阪に0-4で敗戦を喫すると、続く前々節・広島戦も0-1で敗れた。その広島戦で先発した茨田 陽生が「負けたことよりも、やっぱり(得点)ゼロで終わってしまったというところが僕にとってはすごく悔しい」と話した。第10節・京都戦からの6試合で奪えた得点はわずかに『1』。危機感を抱いて臨んだ前節・東京V戦は、7試合ぶりとなる複数得点を挙げて勝利を収め、歓喜に沸いた。
対する横浜FCは、第12節・京都戦で1-2の敗戦を喫すると、続く2試合は無得点で黒星。四方田 修平監督は「こうした状況の中で崩れてしまえば、もう歯止めが利かなくなってしまう」と危機感を露わにしたが、続く第16節・福岡戦でついに晴れ間を見る。後半に決まった室井 彗佑のJ1初得点で、ウノゼロ勝利を挙げたのだ。
これを連勝につなげたいと臨んだ5月14日の第14節・川崎F戦は、開始4分の新保 海鈴が蹴ったCKをユーリ ララがヘディングで合わせると、幸先よく先制点を挙げる。だが、前半のうちに追いつかれると、84分にオウンゴールで失点を喫して敗戦。順位としても、降格圏を脱することはできなかった。
湘南も13位と決して安心できる順位ではない。これを理想のランクに近づけるには、やはり得点と、その先の勝利が求められている。両チームの1試合平均得点数は、湘南が約0.8、横浜FCが約0.6と、リーグ下位に沈むデータから見ても、それは明らかだ。
これを踏まえる意味でも、湘南の注目選手は鈴木 章斗と福田 翔生。昨季は2ケタゴールを挙げて注目を集めていた2人のFWは、今季序盤戦こそ競うように得点を記録したものの、鈴木 章斗は第3節・浦和戦、福田 翔生は第9節・名古屋戦を最後に、ゴールを割ることができていない。
2人は、フォーメーションが変わって[3-4-2-1]のシャドーに入ることもあれば、スタメンを根本 凌や小田 裕太郎に譲ることもあり、シーズン序盤戦とは役割も確かに変わってきた。しかし、鈴木 章斗と福田 翔生の得点がチームに勢いをもたらすこともまた事実。せっかくならホームでその歓喜を見届けたい。
対する横浜FCの注目選手はルキアン。何を隠そう、湘南の注目選手に名を挙げた2選手と並んで、昨季は2ケタゴールを記録した湘南の元エースだ。そのルキアンが、今年の3月26日に横浜FCへ完全移籍。直後の第7節・名古屋戦から試合に絡むと、第12節・京都戦で1ゴール。今節対峙する湘南のDF陣のことは特徴も押さえているはずで、得点への期待はおのずと高まる。
両者が前回対戦した2023シーズンは、湘南が1勝1分とやや優位に立った。その頃から両者とも監督は代わっていないが、メンバーが替わっていることは言うまでもない。湘南が連勝を手にするか、横浜FCが2試合ぶりの白星をつかむか。固唾を飲んで見守る戦いは、レモンSで5月17日15時にキックオフを迎える。
[ 文:河合 萌花 ]
