ホームの京都は18勝11分8敗の勝点65で、現在3位。前節は横浜FCと対戦して、1-0で勝利した。ケガから復帰後初の先発出場となったラファエル エリアスが9月以来となるゴールを決めて、これが決勝点。守っても、ゴール前まで攻め込まれる場面が少なくなかったが、クロス対応をしっかりと行って得点を許さず、アウェイで完封勝利となった。
試合後、曺 貴裁監督は「ボールを奪ったあとのプレーで少しアバウトな感じで失ってしまう。勝ち急いでしまう傾向があった」と反省点を挙げたあとに「そういう(攻撃がうまくいかない)ときは、そういうときなりに戦わなきゃいけない」と、苦戦しながらも結果をつかんだチームを評価している。
アウェイの神戸は18勝10分9敗の勝点64で、現在5位。前節はFC東京と対戦して0-0で引き分けた。前半からペースをつかんで攻撃を仕掛けたが、相手の好守を破ることができず、無得点に終わっている。
試合後、吉田 孝行監督は「試合自体は押し込んでサッカーはできたのですけれど、そこからゴールは奪えなかった。そこがやはり今季の課題」と無失点に抑えた試合展開の中で、勝つために必要なゴールを決め切れない今季の傾向を指摘していた。また、ホーム最終戦後に行われたセレモニーの挨拶の場で、今季限りで退任することを表明している。
両チームの前回対戦は2月の第3節。前半に京都のマルコ トゥーリオが先制点を決めたが、後半アディショナルタイムに神戸の佐々木 大樹が同点ゴールを決めて、1-1の引き分けに持ち込んだ。
京都の注目選手は前線のブラジルコンビだ。ラファエル エリアスは前節のゴールで今季17得点として、J1得点ランキング3位につける。首位のレオ セアラ(鹿島)とは2点差。最終節でひっくり返し、得点王に輝くことはできるか。
マルコ トゥーリオは昨季からの神戸戦(天皇杯を含む)で3試合連続ゴール中だ。「そうした継続は良いこと。取り続ければ“神戸キラー”と言われるかもしれないね」(マルコ トゥーリオ)と4戦連発にも意欲を見せている。そして「チームが勝つことが一番大事です。何よりサポーターの皆さんはずっと応援してくれていて、それに応えるためにも勝利を届けないといけません」と、ホーム最終戦に駆けつけるサポーターや画面越しに応援する人々への感謝を、プレーで表現することを誓っていた。
神戸は直近のリーグ戦5試合で4分1敗と勝利がなく、その間の得点数も『3』と苦しんでいる。ただ、大迫 勇也を筆頭に攻撃陣はタレント揃いで、相手の脅威となることは間違いない。佐々木 大樹は京都戦(天皇杯を含む)で3試合連続ゴール中と、こちらも“京都キラー”が得点を狙う。
また、リーグ連覇や天皇杯優勝と3つのタイトルをもたらした吉田 孝行監督を快く送り出すためにも、リーグ最終戦、そして9日にホームで行われるAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第6節・成都蓉城(中国)戦に向けて意欲を高めているはずだ。
得点数がリーグで2番目に多い京都と、失点数がリーグで3番目に少ない神戸。互いの持ち味がぶつかり合う中で、勝利をつかむのは果たしてどちらか。チケット完売の関西勢対決は、14時キックオフ。京都は週の後半からグッと冷えてきた。試合当日は若干気温が持ち直すが、風を通さない服装など防寒対策をしてスタジアムへ来場してほしい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

