ホームの京都はWESTグループで勝点23の8位。地域リーグラウンド最終節は長崎と対戦して1-0で勝利した。前半から試合の流れをつかむと、後半に奥川 雅也のクロスをラファエル エリアスが頭で決めて、この試合を最後にクラブを去る曺 貴裁前監督の花道に勝利を添えた。
試合後、奥川 雅也は「一番必要なベースのところが、ここ何試合かは自信をなくしていました。今日は90分を通して全員が前を向いてプレーしていたことが、勢いをつけたかなと思います」と、第3節・福岡戦以来の完封勝利に手ごたえを感じている。
アウェイの柏はEASTグループで勝点20の8位。地域リーグラウンド最終節は千葉と対戦して、4-2で勝利した。前半に背後へ抜け出した垣田 裕暉が先制点を決め、直後には小泉 佳穂がミドルシュートを決めて試合を折り返すと、後半には途中出場の細谷 真大が豪快なシュートでネットを揺らし、最後はFKのこぼれ球を古賀 太陽が頭で押し込んだ。前後半の終盤にそれぞれ1失点ずつ喫したが、“千葉ダービー”を制して地域リーグラウンドを締めくくっている。
試合後、リカルド ロドリゲス監督は「われわれのスタイルを貫き、攻撃的にプレーしつつ、試合を支配しつつ、勝利を目指すことがしっかりとできた試合だったと思います」と評価している。
両チームの昨季の対戦成績は2戦2分。前半戦は京都のホームで1-1、後半戦は柏のホームで3-3だった。いずれも柏が先にゴールを決めて、京都が取り返してスコアをイーブンに戻すという展開で、見ごたえある熱戦を繰り広げた。
京都は吉田 達磨ヘッドコーチが指揮を引き継ぎ、監督としてプレーオフラウンドを戦う。あくまで曺 貴裁前監督のチームとして戦い方は変えない方針を打ち出しており、選手も「難しさはあるけれど、プロとしてやらなきゃいけない。みんなの良さを出して、柏に勝ちたいです」(福岡 慎平)と、高い意欲で試合へ挑む。今大会は中心選手の移籍や負傷離脱の影響もあり苦しんだが、その中でビルドアップからの攻撃の構築など、積み上げてきたものもある。ハイプレスやゴールへ向かう姿勢といった強みを発揮しながら、ホームで勝利をつかみにいく。
柏は地域リーグラウンド後半戦を6連敗からの3連勝と上り調子で終えて、プレーオフラウンドへ挑む。こちらも内容と結果がなかなか伴わない地域リーグラウンドだったが、終盤は内容が良くないなりに勝利をつかむなど、チャンスをゴールに結びつけられるようになってきた。それは選手起用でさまざまなトライができたハーフシーズンの積み重ねと併せて、今後につながるはずだ。
試合は19時キックオフ。プレーオフラウンド第1戦は90分で終了となり、第2戦へ舞台を移す。90分間での激しい攻防や駆け引きなど、見ごたえある試合になりそうだ。また、ハーフタイムには京都からドイツ・ブンデスリーガのクラブへ移籍した川﨑 颯太と原 大智の挨拶やピッチ周回も予定されている。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

