決定的なピンチを何度も防いだGK太田 岳志は「上位へ行くために絶対に勝たないといけないと思っていました。ピンチもありましたが、全員で勝ち取った完封勝利。無失点で終われることは守備陣としてもチームとしても自信につながります」と振り返っている。
アウェイの柏は3勝3分1敗の勝点12で3位。前節は東京Vと対戦した。前半は相手のプレスに苦戦したが、後半はパスをつなぐ得意の形を発揮してチャンスを創出する。76分にスルーパスに抜け出した小屋松 知哉が相手GKをかわしてシュートを決めたが、オフサイドの判定。その後も得点を奪えず、スコアレスドローに終わっている。
中盤でフル出場した熊坂 光希は「(相手の)プレッシャーが強く来ていたので、自分もバックパスが多かった」と前半を振り返るとともに、「(後半も含めて)チャンスはあったし、そこで決め切る部分も大事だと思った。もったいなかった」と話している。
両チームの昨季の対戦は2試合とも引き分け。昨季初めてぶつかった開幕戦は柏が先制するも、当時高卒ルーキーの安齋 悠人がJリーグデビュー戦で初ゴールを決めて京都が追いついた。6月の第20節では柏が1-2で迎えた終了間際に追いついて、勝点1を分け合っている。いずれも最後のゴールは後半アディショナルタイムに決まる、白熱の戦いだった。
両チームともに明確なスタイルを持つ監督の下で、成長を続けている。京都の曺 貴裁監督は高い位置から積極的にプレスを掛けていき、ボールを奪えば素早く攻撃に転じてゴールを狙う。前節のゴールは理想的な形だった。一方、柏のリカルド ロドリゲス監督は自陣からパスをつないで攻撃を組み立てるのが特徴で、選手も立ち位置を調整しながらボールを受けて、前進していく。昨季から一新されたスタイルで、ここまで良い戦いを見せている。
京都がハイプレスからボールを奪って縦に早い攻撃を繰り出すのか。それとも、柏が相手のプレスを回避して相手陣へ入り込んでいくのか。特徴がぶつかり合う、真っ向勝負が予想される。
試合は19時キックオフ。サンガスタジアム by KYOCERAでの今季最初のナイトゲームとなる。サンガSで行われた京都の前節は週半ばの温暖な気候から一転、肌寒さを感じる中での試合となった。キックオフ時の予想最高気温は10℃を少し超えるほどであるため、体温調整ができる衣服や風を通さない防寒具があれば観戦しやすいと思われる。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

