J1昇格圏の2位とは勝点9の差があり、これ以上引き離されないためにも、勝利は必須。直接対決でライバルを蹴落とすための大きな一戦となる。
ホームの新潟は前節・東京V戦に3-1で勝利した。この試合で活躍したのは、高卒ルーキーの三戸 舜介。9試合ぶりの先発をつかむと、14分には相手GKのクリアを拾って右サイドからドリブルで中央へ持ち込み、左足で先制点を奪った。自身25試合ぶりのゴールに満足することなく、「連続ゴール、取りたいっすね」と今節も気合い十分だ。
前節はつなぐことに固執せず、アタッキングサードでは高木 善朗や高 宇洋らが積極的にミドルシュートを狙い、守るべき時間帯には自陣でブロックを形成してシンプルにクリアすることも選ぶなど、勝利にこだわって4試合ぶりの白星を獲得した。
一体感を持ち、対応できた手ごたえを得ながら、早川 史哉は甲府戦に向けて「(2-2で引き分けた)前回対戦は、最後の最後に守備を固めようとして下がり過ぎたところでやられてしまった。東京V戦みたいに耐える時間もありながらラインコントロールをして、コンパクトにできればああいうことは起きない。さらにレベルアップしたものを披露したい」と今節に臨む。
また、三戸と同じく、前節では25試合ぶりに鈴木 孝司が得点を挙げた。チーム最多の11得点をマークする谷口 海斗とのゴールの“競演”に期待がかかる。
対する甲府は3連勝中。いずれも無失点に抑えており、新潟のアルベルト監督も「とても守備的なチーム」とリスペクトする。
得点源は、リーグ中断明けの7試合で5得点のウィリアン リラ。また、宮崎 純真も明治安田J2第28節・京都戦で今季初得点を奪うと、前節はPKを獲得して勝利に貢献と好調。思い切りの良いシュートや仕掛けでセットプレーのチャンスを作る宮崎も、新潟にとっては警戒が必要な存在だ。
いわゆる“シックスポイントマッチ”となる今節。果たして勝利を手にするのはどちらになるか、注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

