ホームの新潟は、ここまで3分1敗。前節・秋田戦に0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。4試合ともボール保持率やチャンスの数では相手を上回っているが、決めるべきところで決め切れていない。また、守備も「ここ2試合、相手の枠内シュートは2本しかなかったけれど、そのうち1本を決められているのでゼロで抑えたい」(舞行龍ジェームズ)。今季は攻撃にかける人数を増やしているだけに、先に失点すると前がかりになった背後を突かれやすくもなっている。今節こそ、チャンスで先制点を奪って主導権を握り、今季初勝利を目指す。
一抹の不安は、前節で[4-3-3]の右ウイングを務めたイッペイ シノヅカが試合中に右肩を負傷し離脱。開幕戦から先発し、攻撃で違いを生み出していただけに残念だが、新たに出場機会を得る選手の奮起に期待がかかる。
一方、甲府はここまで1勝2分1敗。注目は[3-4-2-1]の2シャドーを務める長谷川 元希と飯島 陸の法政大出身コンビ。大卒2年目の長谷川は4試合でシュート14本とゴールを狙う積極性が光り、ここまで2得点。大卒ルーキー・飯島も1得点1アシスト。前節、途中出場の宮崎 純真が点を決めたことで、前線の競争も活気づいている。また新井 涼平が復帰したことは、守備面で頼もしい要素だ。
甲府を率いる吉田 達磨監督は、2016シーズンに率いた新潟との古巣戦だ。当時、指導を受けた舞行龍ジェームズは「またJリーグで会えることはうれしい。いろいろ勉強させてもらった監督なので、成長した部分は試合で見せていきたいし、もちろん勝ちたい」と楽しみにしている。
攻撃的なチーム同士の主導権の奪い合いはもちろん、セットプレーも注目したいポイント。CK獲得数を見ると新潟は1位で、甲府は2位。互いにクロスだけでなく、ショートコーナーでつなぐデザインされた攻撃を持っており、ペナルティーエリアでの攻防は見どころになりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

