大宮は依然苦しい状況が続く。“原点回帰”を誓って戦った前節・山口戦は守備で粘り強さを見せた一方で、攻撃は単調なアタックが続きゴールを割ることができず。後半にCKから許した1点に泣き、0-1で敗れた。この結果、今季初の連敗となり、開幕からの勝ちなしは『8』にまで伸びた。
現状で必要なものは戦術うんぬんよりもチームとしての一体感であり、選手一人ひとりの戦う姿勢。そしてクラブ全体が作り出す勝ちたい雰囲気。勝利から見放されているからこそ、これまで以上にパワーを出さないと、待望の勝点3は転がってこないだろう。霜田 正浩監督は「攻撃でも守備でもやることをハッキリさせて、全員で全力でやる。やり切るしかない」と強く意気込んだ。
ここで勝てば、甲府との順位をひっくり返せる可能性もあり、一気に状況が好転するきっかけになるかもしれない。ホームで今季初勝利をつかみたい。
一方の甲府も思ったような成績を残せていない。ここ5試合は2分3敗で順位も20位となっている。特に失点の多さは深刻。ここまで喫した4敗はすべて複数失点で、その合計は『11』を数える。まずは守備の立て直しと安定を図り、勝機を見いだしていきたい。
昨季まで甲府で指揮を執っていた伊藤 彰監督と渋谷 洋樹ヘッドコーチがそろって磐田へと移ったとはいえ、浦上 仁騎、長谷川 元希ら大宮に縁のある選手はいるだけに、モチベーション高く乗り込んでくるだろう。
[ 文:須賀 大輔 ]

