山形は前々節・秋田戦に5-1で勝利し、ようやく今季2勝目を挙げたが、前節・町田戦は1-1のドロー。前半は町田に主導権を握られ、先制点も与える苦しい展開となったが、後半は逆に主導権を奪い、80分には山田 康太の60メートルを超えるドリブルからのゴールで追いついた。連勝とはならなかったが、困難な状況から勝点1をもぎ取れたことはポジティブな材料。昨季もこの時期から一気に勝点を積み上げたが、その再現を狙える態勢は整っている。
大宮は前節、千葉と対戦し、2-1で勝利した。ロングボールと前線からの守備で相手のミスを誘い、河田 篤秀のゴールで9分に先制。前々節・甲府戦では前半に先制しながら、その後3失点で逆転負けを喫したが、この試合は68分にも河田が決めてリードを広げた。その後はセットプレーから1点を失ったが、気迫のこもった攻守で待ちに待った歓喜のときを迎えている。シンプルなプレーに徹し、リードして以降は[4-5-1]のブロックを深く構える。割り切ったやり方ではあるが、何よりも欲しかった勝点3を手に入れた効果は大きい。
カギを握るのは先制点。山形は昨季途中にピーター クラモフスキー監督体制になって以降、先制した試合で圧倒的な強さを見せ、一方の大宮も前節のようにブロックを深く構えることで失点しにくい戦い方が確立されている。では、その先制点を奪うために両チームがどのように打って出るのか。キックオフ直後の攻防からは特に目が離せない。
[ 文:佐藤 円 ]
