栃木は前節、アウェイで徳島に勝利し、10試合ぶりに勝点3を獲得。長いトンネルを抜け出した。
徳島戦は劣勢だったが、カウンターへの意識を持ち続けると、その意識が65分にゴールへと結実した。ショートカウンターから最後は矢野 貴章が今季4ゴール目となる鮮やかなボレーを突き刺して先制。追いすがる徳島に対し、GK川田 修平を中心に虎の子の1点を守り切り、逃げ切った。
終始押し込まれながらも、栃木らしく全員が体を張った粘り強い守備が光った試合。長く勝利から遠ざかる中で選手たちの必死さが実った形だが、殊勲の矢野は「僕らはこれくらいやらないと勝てないということ。この勝利の感覚を今後浮上するきっかけにしなければいけないし、これを続けないといけない」と振り返った。
絶対に欠かしてはいけないベースを取り戻し、再び前進を始めた栃木。今季二度目の連勝を飾って、さらに勝点を上積みしたいところだ。
一方の町田は、一時は8試合勝利から遠ざかる苦しい時期を過ごしたが、前々節は新潟を2-1で下して9試合ぶりに白星を獲得。さらに前節はホームに群馬を迎え、佐野 海舟とドゥドゥの2ゴールで完勝した。
長いトンネルを抜け出し、今季序盤戦のような勢いを取り戻した町田は、2連勝で順位をJ1参入プレーオフ圏内へと戻した。佐野はまだまだ課題があることを認めながらも、「勝ちながら修正していくサイクルを作っていきたい」と次を見据える。
今節、栃木が中3日で迎えるホームゲームなのに対して、町田は中2日で迎えるアウェイゲームとなり、コンディション面でより留意しなければならない。スタメンの人選にも注目したい。
[ 文:鈴木 康浩 ]

