栃木はアウェイでのタフな2試合を終え、ホームに戻ってくる今節をターニングポイントにしたいところだ。直近2試合は力のある仙台と大分に0-1で敗戦。持ち前の堅守は機能しているが、押し込まれた後半の終盤に失点を喫して敗れている。課題とするのは攻撃面だ。開幕してから3試合とも相手のゴールを脅かすシーンをあまり作れておらず、得点力不足という昨季から続く課題に直面している。
時崎 悠監督は今節に向けて、「本能的に勝とうとする姿勢をピッチ上で出していくことが必要。そこを選手たちに求めたい」と語り、相手ゴールに向かっていく思い切りの良いプレーを期待する。キャプテンの佐藤 祥も前節の大分戦で相手とのバトルで後手を踏んで完敗したことを受けて、「これまで栃木がどうやって勝ってきたのか。本質的な部分を大事にしないと勝てないとあらためて感じた。チームで共有して今節に挑みたい」と意気込みを語る。
栃木は今季まだ先制点を奪えておらず、先手を取るためにも前半からアグレッシブな姿勢を押し出し、これまでの悪しき流れを払しょくしたいところだ。
一方、長崎も今季は3試合を戦ってまだ勝利がない。前節はホームに今季のJ2優勝候補と目される清水を迎えると、39分に鍬先 祐弥が今季のチーム初ゴールを奪ったが、終了間際に失点を喫し、あと一歩で初勝利を逃す結果となった。
ただ、前節は中盤のリズムが良くなるなど内容的には上向いており、選手たちも前向きに捉えている。今節はアウェイに乗り込むが、どんな形だろうと初勝利をつかみ取り、チームとして前進していきたいところだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]

