栃木は前節、アウェイで水戸と対戦し、激しい攻防の末に2-2で引き分けた。矢野 貴章と福森 健太がゴールを奪って二度先行しながらも、攻勢をかけてきた水戸に二度追いつかれた。最後は劣勢を強いられる苦しい展開だったが、GK藤田 和輝を中心に集中した守りで逆転は許さなかった。
今節に向けて修正すべき点について、西谷 優希は「全体がつながること。僕らが良いときは攻守において全体がつながれている」と強調する。特に前節の前半は守備のつながりを欠いてしまい、良い攻撃につなげられずに時間を浪費した。東京Vのボール保持力はリーグ屈指であり、栃木としてはつながりのある守備で対抗できるかが大きなポイントになる。その上で良い攻撃につなげられるかが勝敗を左右する。
ホームでは3連勝中と強さを見せており、今節もサポーターの後押しを含めた地の利を生かし、上位撃破を成し遂げたいところだ。
一方の東京Vは前節、ホームに首位の町田を迎え、0-1で敗戦を喫した。ボール保持で上回りながら試合を優勢に進めていたが、相手に流れを明け渡した前半終了間際に失点。さらにペースを握っていた63分にはバスケス バイロンが2回目の警告を受けて退場。数的不利ながら終盤も攻め込んだが、町田の堅守をこじ開けることはできなかった。
東京Vとしては連敗が許されない状況であり、昨季はシーズンダブルを達成した栃木から再び勝点3を奪い、町田を猛追したいところだ。
なお今節は、栃木の福森、東京Vのバスケス バイロンが出場停止となる。両チームとも攻撃のキーマンを欠く中、いかに工夫を凝らすかにも注目したい。
[ 文:鈴木 康浩 ]

