前回対戦は、昨季の明治安田J2第42節。J1参入プレーオフへの最後の1席を争うラストバトルを繰り広げた。その際は山形が3発快勝でプレーオフへとコマを進め、徳島は涙を呑んだ。山形も昇格は惜しくも逃したが、昨季終盤の機運を持って今季をスタートさせた。
しかし、両者とも予想しなかった苦戦のシーズンスタート。
徳島は今季初勝利が第12節・磐田戦。第14節・大宮戦での勝利により、ようやく最下位脱出に成功。同じく、山形も苦しい道のりだった。開幕2連勝と好スタートを切ったように見えたが、そのあとに8連敗を喫して、降格圏の21位に低迷していた。
だが、ともに第11節頃から復調。
直近10試合で徳島は5勝3分2敗、山形は7勝1分2敗かつ5連勝中。徳島は森 海渡と柿谷 曜一朗が、山形はチアゴ アウベスや藤本 佳希が得点を積み上げ、活躍すべき役者が活躍して順位をグッと上げてきた。また、ともに中盤が目立つ。徳島は杉本 太郎や玄 理吾が、山形は國分 伸太郎が汗かき役として大車輪の活躍をしている。
今節は前半戦の最後。後半戦で好スタートを切るために、勝利という結果が求められる重要な一戦だ。ポゼッションと組み立てに特徴のある両者。勝敗を分けるポイントは、相手を攻略するための瞬間的な組織のつながりと、ここぞという場面での質になるだろう。
[ 文:柏原 敏 ]


