両者ともに今季は監督交代があった。
山口は、6月11日の明治安田J2第20節・甲府戦からフアン エスナイデル新監督が指揮を執り、初戦こそ退場者を出したあとに4失点を喫して敗れたが、その後の3試合は無失点で1勝2分。素早い切り替えや球際の厳しさなど、強度の高いプレーを見せており、浮上のきっかけをつかめそうな状態だ。
前節はアウェイで藤枝と対戦し、スコアレスドローで勝点1を積み上げた。フアン エスナイデル監督は「ここ数試合は良い試合ができている。対戦相手に負けていないという結果も素晴らしい。もっとポジティブな結果をつかみ取るために、いまはそれに近づいている」と話している。3連戦の2戦目となるこの試合は、選手起用も含めた指揮官の采配に注目したい。
一方の山形は、渡邉 晋監督が4月に就任した。開幕2連勝後、ピーター クラモフスキー前監督体制時も含めて8連敗を喫して下位に低迷したが、渡邉監督の下、5連勝などもあって順位を9位にまで上げ、昇格争いに加わろうとしている。
前節はホームで仙台との“みちのくダービー”を戦い、4-1で快勝。前回敗れた相手にリベンジを果たし、タフな連戦を乗り切る原動力を手にしたはずだ。翌週に天皇杯3回戦・浦和戦を控えているため、この試合が公式戦5連戦の2戦目。渡邉監督は2年前には山口でシーズン途中まで指揮官を務めており、自身にとっては2試合連続の古巣対戦。強い気持ちで臨むはずだ。
前回対戦は1-1の引き分け。互いに勝利を目指して戦う“熱い夜”になりそうだ。
[ 文:田辺 久豊 ]


