徳島は前節、山口との残留争い直接対決を2-0で勝利。2点のリードを守れなかった明治安田J2第29節・千葉戦の苦い経験を生かすような完封勝利だった。11試合ぶりの勝利を収め、ベニャート ラバイン監督は「選手たちには長い戦いになることを伝えました。今日勝ったことは事実として選手たちの素晴らしい活躍がありました。それを今日は全員で喜ぶ。しかし、明日からは次節・金沢戦のことを考えなければいけない。勝点が僅差の中に複数チームが密集している中で、本当に長い戦いになることを全員が認識しなければいけない」と話している。「長い戦い」と覚悟を決めていた指揮官だが、しかし金沢戦にその姿はない。徳島はその2日後に同監督との契約解除、残り11試合を吉田 達磨監督に託すことを発表した。準備期間はわずかに3日。まずは新監督が何を変えてくるかに注目だ。
金沢は前節で群馬と対戦したが、落雷により31分で試合が中断。そのまま中止となった。キャプテンの白井 裕人は「しっかり気持ちを切り替えて、まずは次の徳島戦に向けて準備することが一番」と、直後からこの徳島との直接対決を見据えていた。ただ、金沢にとっても通常とは異なる調整を強いられる1週間。強度のそれほど高くない試合を約30分しか戦っていないチームを、どのように調整して徳島戦にもっていくか。柳下 正明監督は翌日の練習についても「非常に難しい」と話していたが、こちらも指揮官の手腕が問われることになる。
[ 文:村田 亘 ]