栃木は前節、アウェイで首位の町田に1-0で競り勝った。一進一退だった54分、宮崎 鴻が強引に仕掛けて送ったクロスから、オウンゴールを誘って先制。その後はチームとして堅い守備で町田の反撃をかわし、逃げ切った。2試合連続のクリーンシートで今季初の連勝をつかみ取った。栃木はこれで5試合負けなしと好調を維持する。
勝点は『42』まで積み上がり、残留争いからひと息つける位置につけた。そして、石田 凌太郎が「次の千葉に勝てれば、まだまだJ1昇格プレーオフも目指せる勝点差になる」と語るように、選手たちが見ているのは“上”だ。
守備は引き続き堅調であり、攻撃面も4試合連続フル出場とコンディションを上げてきたイスマイラを中心に、直近5試合で9得点と上向きの状態。ケガで2カ月ほど離脱していた宮崎も前節でゴールに絡む活躍を見せており、復調を印象づけた。
時崎 悠監督は「千葉さんは手ごわいが、僕らもホームで負けていないし、いま持っている勢いと自信をぶつけるには良いタイミング」と語り、後半戦は無敗と強さを誇るホームで3連勝を見据える。
一方の千葉は前節、ホームで秋田に2-1と競り勝ち、4連勝を飾った。この夏に加入したドゥドゥが前線の核となり、秋田戦でも3分に先制ゴールをマーク。千葉加入後は4ゴールとチームの起爆剤となっている。
現在11ゴールとチームトップスコアラーの小森 飛絢も、ドゥドゥらとともに毎試合ゴール前で脅威となっており、好調のチームを最前線でけん引する。
千葉は後半戦で8勝3分2敗の戦績を残して、急激に勝点を伸ばしており、このままプレーオフ圏内に手を届かせる勢いの最中にある。千葉が好調同士の対決を制し、さらに勢いを加速させるか。
[ 文:鈴木 康浩 ]