同じく公式戦5連戦の4戦目となる山口は、ここまでのリーグ戦は1勝1分2敗。今季から志垣 良監督が新たに就任した。第1節・横浜FC戦でロングフィードを多用したことから[4-4-2]で前線を生かした戦い方を志向するのかと思いきや、第2節・秋田戦ではボール保持と丁寧な組み立てを見せ、両方の戦略を持ち合わせていることが分かった。
昨季、徳島と山口のデータが酷似していた。
ポゼッション率が高く、チャンス構築率が低い。ボールを保持している時間は長いものの、アタッキングサードまで持ち込んで相手を脅かすプレーは少なかった。その結果、両者とも攻撃的なスタンスを取りながらも、総得点数はJ2の下位に沈んだ。
徳島の吉田 達磨監督は、そういった数字に危機感を覚えた。その状況を変えるために何から手掛けるかを考え、今季の戦い方を構築しようと進めている。志垣監督も攻撃的な志向で構築しようとしていることが試合を見て汲み取れる。
今節は連戦によるコンディションとの戦いでもあるが、偶然にも両者とも13日のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦は、長野県でのアウェイ戦だった。
徳島は長野戦、山口は松本戦。移動距離を含め、疲労はピークの頃合いだろう。特に山口は延長戦を含めた120分間とPK戦を戦い、前節・長崎戦を終えて中2日で臨むアウェイ戦。
両者、疲労困憊。ベンチワークも勝敗を分けるカギになりそうだ。
[ 文:柏原 敏 ]


