両者とも不本意な成績で苦しいスタート。今節はどちらかが浮上のきっかけをつかみ、どちらかが苦しい時間を引き続き強いられる、今後を占う一戦になる可能性が高い。
両者に共通しているのが、1試合あたりの被シュート数の多さ。徳島は約14.7本、群馬は約11.8本。
徳島の被シュート数は減少していないが、攻撃面でシュート数は約9.2本と一定水準を維持している。2ケタシュート数も3試合あり、1試合平均で1得点という結果にもつながっている。昨季の徳島はシュート数がリーグワースト3位、総得点がリーグワースト6位に沈んだことを考えると、攻撃面の変化は見て取れる。
一方、ここ2試合で被シュート数が減少傾向にあるのが群馬。前々節・横浜FC戦は6本、前節・岡山戦は8本。対戦相手とのかみ合わせもあるので、一概に数字だけでは語れないものの、ボールを保持しながらゲームコントロールする内容に一定の変化が生まれ始めているのではないかと推測できる。しかしながら、シュート数は1試合平均で5.3本と伸び悩んでいる。
変化に挑戦中の徳島。調整の兆しが見え始めた群馬。
どちらも改善の過程にある。その過程こそ重要ではあるが、勝敗の決まる世界だからこそ、結果も積み重ねながら成長していくことが求められる。
徳島はホーム初勝利なるか、群馬は今季初勝利なるか。この苦境から一歩前進するのはどちらか。
[ 文:柏原 敏 ]


