甲府は前々節・愛媛戦と、前節・大分戦をいずれも1-2で落とし、2連敗中。大分とのホーム戦では再三の決定機を逃し、CKから先制を許す。アダイウトンの今季5点目で追いつくも、ペナルティーエリア手前からのミドルシュートを叩き込まれ、これが決勝点になった。
ここまでの甲府はホームで1勝1分4敗と黒星が先行しているが、アウェイでは4勝2分1敗と勝ち越している。さらに、秋田とのリーグ戦通算対戦成績は5勝1分。得失点でも12得点2失点と圧倒しているだけに、最良の結果で連敗を止めたいところだ。
秋田は前節、アウェイで長崎と2-2で引き分けた。25分にCKの流れから、相手の守備を完全に崩してオウンゴールを誘発し、先制に成功。そこからさらに押し込むも、チャンスを決め切れずにいると、後半途中から前線を厚くしてきた長崎に押し込まれる流れになり、73分と76分の失点であっさりと逆転を許す。しかし、あきらめずに反撃を開始。すると、81分に蜂須賀 孝治のロングスローを才藤 龍治がつなぎ、途中出場の大石 竜平が決めて追いついた。
2位・長崎のホームで粘り強く勝点1をもぎ取ったことについて、諸岡 裕人は満足することなく「一つひとつのプレーがちょっとずつ守りに入っていた。あの中でも2点目、3点目を取れる力強さがないと『トップ6』には行けない。これを良い勉強にしたい」と反省と収穫を述べ、さらなる成長を誓った。
こうして迎える甲府戦。前述したように、秋田にとって甲府は最大の天敵であり、J1昇格プレーオフ進出を目指す上で避けて通れない壁の1つだ。だが、いまのチームはベンチメンバーも含めて、誰が出ても秋田の強みを発揮して結果につなげるパワーと一体感がある。ミドルシュートの精度やセットプレーの切れ味も磨きがかかっている。そして最大の強みは、ホームで地元サポーターの後押しを受けられることだ。今節こそ甲府に勝って上位進出を狙いたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

