総失点数はリーグワースト5位の徳島だが、明治安田J2第10節・長崎戦(1●6)の大敗を機に修正を加えてきた戦い方が機能するようになり、直近5試合は計2失点に抑えられている。また、複数失点の試合も多かったが、失点を喫したとしても最少失点に抑えられるようになってきた。守備のバランスが整ってきたことで、ボールを奪ってから攻撃に移行した直後に全体の距離感も整っていることから、パスがつながりやすくなる副産物も生まれている。アタックに関してはプレシーズンから続けてきた成果が無意識のうちに染みている様子もうかがえ、ペナルティーエリア内に進入する回数も増加傾向にある。
対する熊本は複数失点が10試合あり、リーグワースト2位の総失点数に目がいく。しかしながら、熊本を率いる大木 武監督のスタイルを想像すれば、失点数減少よりも得点数向上のほうが重要だろう。松岡 瑠夢のシュート数が多くカウントされている試合で、チームとしても得点を奪えている傾向にある。 となると松岡に注目が集まるが、前節・横浜FC戦はベンチ外だった。詳細不明ながら、結果として前節は[3-4-1-2]から[3-4-2-1]にシステム変更を加えながら臨み、ベ ジョンミン、竹本 雄飛、藤井 皓也の1トップ2シャドーを軸にした攻撃に一定の手ごたえを感じていた様子。試合後に「よりゴール前のところまで行く回数が増えたなと思いました」(上村 周平)というコメントも出ていた。
今節の結果が今後の展開にも直結しそうな重要な局面。互いの行方はいかに。
[ 文:柏原 敏 ]


