千葉にとっては、以前から重要な3試合と位置づけていた上位陣との対戦の2試合目。前節・長崎戦は試合を優位に進める時間も長くあったが、ゴールを奪えず。一方でピンチらしいピンチを迎える回数も少なかったにもかかわらず、ワンプレーで失点。しかも、競り合った際に久保庭 良太が負傷したことでエジガル ジュニオをフリーにして得点を許すという不運にも見舞われる、悔しい敗戦となった。
だからこそ、小林 慶行監督は次のように言う。
「次の岡山戦、山口戦と本当に重要な一戦の前で、自分たちは間違いなく大きなダメージを負ったわけですから、もう1回危機感を持って、もう1回しっかりと立ち上がっていくんだというパワーを出したい」 J2優勝を掲げていながら、前半戦残り2試合の段階で8位というのは決して納得のいく順位ではない。だからこそ、今節こそは上位につける岡山に勝利し、次節・山口戦、そして後半戦へと勢いをつけたい。
一方の岡山は甲府、仙台に連勝してフクアリに乗り込む。ただ、いまの結果に油断はない。それはフクアリという場所が岡山にとって“鬼門”だからだ。
初対戦となった2010年以降のリーグ戦は、4分10敗。一度も勝てていない上に、大きく負け越している。「何がなんでもJ1リーグに昇格すること」(木山 隆之監督)を目標にする今季、“鬼門”を突破することができれば、その気運も高まるはずだ。岡山を率いて3シーズン目、かつてフクアリをホームとしていた木山監督が率いるチームは歴史を塗り替えることができるのか。
常に圧巻の雰囲気を作り出すフクアリは、両者の意地とプライドで普段以上の熱さに包まれそうだ。
[ 文:菊地 正典 ]
