いわきは2試合を終えて無得点とエンジンがかかっていない。前節・大分戦はシュート数が『4』と思うようにチャンスを作り出せなかったものの、「強いチームは連敗しない」というチームの鉄則を貫き、苦戦を強いられた展開の中でも失点を許さずにスコアレスドローで終えた。現在、ゴール前へ運ぶクオリティーに注力しており、狙った形を出すことができれば攻撃面で良さが出てくるはず。より躍動感を出すために、運動量や強度で相手を上回っていくことを意識したい。
エース・谷村 海那にマークが厳しくなってきていることから、相方の熊田 直紀をはじめ、途中出場が続いている加藤 大晟とブワニカ 啓太も結果を残そうとゴールに迫るプレーを見せている。1点さえ入れば勢いに乗っていけるはず。まずは“無得点の呪縛”から解放されたい。
また、いわきは現在J2通算98得点となっており、あと2得点で通算100得点に到達する。徳島との過去の対戦結果においてロースコアになる傾向を踏まえると、試合を決定づける2点目が、記念すべきJ2通算100得点目になるかもしれない。誰が歴史に名を残すかも注目ポイントだ。
一方、結果と内容を伴わせながら戦い方に自信をつけている徳島は、3連勝を目指してアウェイの地に乗り込んでくる。昨季途中から指揮を執っている増田 功作監督が今季は立ち上げからチーム作りに着手していることで戦術の浸透も早く、既存選手と新加入選手の融合も着々と進行中。開幕戦の藤枝戦、前節の仙台戦と流れの中から得点を決めていることに加え、個人に焦点を当てれば、新戦力のジョアン ヴィクトルが2試合連続ゴールと結果を残していることも明るいトピック。プレッシングに定評があるいわきを相手にボール保持で上回ることができれば、今後に向けてさらなる自信になるはずだ。
[ 文:柿崎 優成 ]
