徳島は開幕2連勝かつ無失点で迎えた前節・いわき戦、PK献上から今季初失点を喫して先制を許す。ただその後、途中出場のルーカス バルセロスが個の能力を発揮してJ初得点を記録し、引き分けに持ち込んだ。試合内容は決して満足のいくものではなかったかもしれないが、「アウェイ戦で勝点1を取れたことは最低限の結果だと思います」(増田 功作監督)と無敗で明治安田J2第4節を迎える。
熊本は前節・大宮戦、失点数こそかさんだが、「選手はよくやったと思います」との大木 武監督の言葉どおり、好ゲームは続いている。また、第1節・長崎戦で2ゴール、前々節・札幌戦で3ゴールと複数得点を挙げられる攻撃力もある。しかしながら、大宮戦後に大木 武監督が「1点を取られてから、(3失点目まで)10分かかっていないですね。7分くらいで3失点しています。3試合やって、2試合(長崎戦と大宮戦)で10分以内に3失点している」と言葉にしたように、失点が短時間のうちに重なっていることに具体的な原因があるとすれば、今週取り組む修正ポイントになっているだろう。
両者のチームスタッツを見たときに共通しているのが、チャンスクリエイト総数が相応に多いこと。簡略化して説明すれば、ゴールに近いエリアでパスやクロスにつなげられており、得点が生まれる可能性が高いことが読み取れる。一方、大きな開きがあった数字が、空中戦勝率。徳島の数値が高いというよりは、熊本の数値がリーグ全体の中で低い値を示している。3試合を終えた時点で集計値が限られていることと、対戦相手とのかみ合わせも影響しているので現時点での参考にはならないかもしれないが、興味深い項目ではある。
3試合を終えて互いの手の内が見え始めた頃合い。情報がオープンになり始めた中で、両者がどのような試合を展開するかに注目だ。
[ 文:柏原 敏 ]


