ホームの山形は前節・いわき戦を1-0で制し、4試合ぶりに勝利。相手のプレッシャーを受け、ボールを前進できない厳しい時間が長かったものの、GK寺門 陸の好セーブなどでゴールを許さず、前半終了間際にカウンターから挙げたディサロ 燦シルヴァーノの得点を守り抜いた。それまでは明治安田J2第7節・今治戦で終了間際に追いつかれたり、前々節・磐田戦では守備で相手を抑え込みながら得点を奪えなかったりと、勝ち切れない試合が続いていたこともあり、まずは勝って一歩前に踏み出せた感はある。ただし、上位を追い、今季目標に掲げた『J2優勝』を成し遂げるためには、ここで足踏みをするわけにはいかない。まずは今節、連勝がマストだ。
愛媛は第9節を終えていまだ勝利なし。ただし、前々節・山口戦では後半アディショナルタイムに佐藤 亮のゴールで1-1と追いつき、連敗を『4』で止めると、前節・甲府戦はスコアレスドロー。引いた相手を崩し切れずに得点こそ奪えなかったが、今季初のクリーンシートを達成し、ホーム初の勝点も獲得した。さらに、いわきと入れ替わり、第5節から続いていた最下位からの脱出も果たした。0-1で迎えた山口戦の後半には15本のシュートを浴びせるなど、続けてきたスタイルをピッチ上で表現できる機会や時間帯も増えてきている。2つドローが続いているが、段階を踏む中で殻を破る機は熟している。
なお、このカードは山形が7連勝中。愛媛の勝利は2017年のJ2第10節までさかのぼる。この相性は今節も生きるか、それとも覆るか。
[ 文:佐藤 円 ]
