熊本は前節、勝点12で並んでいた藤枝と対戦。序盤は相手にボールを握られたが、前半終了間際に今季初先発の松岡 瑠夢がセットプレーからのクリアボールに反応して思い切ってシュート。相手ディフェンスラインの後ろにタイミングよく抜け出し、そのシュートに反応した岩下 航がコースを変える形で先制した。後半に入り63分にはスローインからの素早い攻撃で塩浜 遼が今季5点目となる追加点を挙げ、4試合ぶりの勝利を手にした。
大木 武監督は0-1で敗れた前々節・仙台戦後に「見せ場がなかった」と話していたが、前節に向けてあらためてゴールへの意識を共有したことが結果につながり、藤枝戦後には「精神論だけで片づけるつもりはないが、技術や戦術ともうまくかみ合った」と述べている。今節は首位を相手に、攻守両面の積極性を継続したい。
一方の千葉は、秋田をホームに迎えた前節、立ち上がりの6分に髙橋 壱晟のアーリークロスにエドゥアルドが合わせて先制。その後もボールを保持して優位に進め、38分には左からのクロスをカルリーニョス ジュニオが押し込んでリードを広げる。さらに後半の立ち上がりにはクロスのこぼれ球をカルリーニョス ジュニオが蹴り込んで3-0。終盤に1点失ったが、4連勝で勝点を『30』に伸ばした。
3-0から2失点を喫した明治安田J2第9節・藤枝戦の経験を踏まえて、「次の1点だと思っていた」と鈴木 大輔が話したように、首位であっても高いモチベーションと強度を維持できているのが好調の要因。昨季は熊本に2敗を喫しただけに、リベンジを果たしたいところだろう。
今節は熊本のパートナー企業のサンクスマッチとして、来場者特典やイベントも企画されており、多くの観客が集まることが予想される。試合終了のホイッスル後に笑うのは果たしてどちらか。
[ 文:井芹 貴志 ]


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