両チームの対戦成績は甲府が6勝1分1敗で大きくリード。しかし、昨季のJ2第37節では、それまで苦杯をなめてきた秋田がアウェイで初勝利を挙げている。秋田は課題の守備が徐々に安定してきており、その成果をホームでの甲府戦勝利につなげたい。
甲府は前節、徳島とのホーム戦を0-2で落とした。前々節・仙台戦からスタメン8人を入れ替えて臨み、CKでチャンスを作っていく。しかし徳島の守備を崩せずに迎えた75分、中盤でボールを奪われ、カウンターからミドルシュートを決められる。さらに86分にはクロスから追加点を決められ、万事休す。
3戦連続引き分け後の連敗となった甲府は、相性の良い秋田戦で良い流れを作るべく、中2日でアウェイの地に乗り込む。
秋田は前節、アウェイでいわきと対戦して1-1で引き分けた。前々節・徳島戦からスタメンを5人入れ替えた一戦は、立ち上がりからロングボールの応酬となり、空中戦と地上戦で両チームが真っ向勝負を展開。秋田は前半からセットプレーで決定的なチャンスを作るが決め切れず、71分にスキを突かれて先制を許す。しかし、79分に畑 潤基のCKを小松 蓮が頭で合わせ、GKにはじかれたこぼれ球を井上 竜太が決めて追いついた。
この試合で秋田は複数の収穫があった。それまで先制された7試合ですべて敗れていたが、前節はチーム全体で追いつき追い越そうとする気迫を見せて、アウェイで貴重な勝点1をもぎ取ったことが1つ目。
もう1つは、リーグ戦で今季初スタメンに抜擢された深港 壮一郎、佐川 洸介、石田 凌太郎が指揮官の期待に応えようと攻守で奮闘したこと。これはポジション争いを活性化させる意味でも大きなプラス要素となるだろう。
平均ボール保持率が低い両チーム、ともにセットプレーから全得点の半分近くを挙げているだけに、一つひとつのリスタートが勝負を分けそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

