磐田はラスト8試合で自動昇格圏と勝点7差。“残り試合数=勝点差”が逆転可能範囲という定説を踏まえると、なんとかギリギリのところでその希望をつなぎ止められている。だが、そう甘えたことも言っていられない。反撃への勢いを自分たちの力でつかみ取っていかなければいけない。
「自分たちが勝利を手繰り寄せられるサッカーができるかに尽きる。結果が問われる時期に入ってきて、来年につなげるためにも今週は絶対に落とせない。その思いをホームでぶつけるためにも、選手たちがしっかりとピッチで表現しなければいけない」(倍井 謙) 大宮は前節、今治に逆転負けを喫して今季初の3連敗。24日、長澤 徹監督の解任を発表し、オーストリアのレッドブル・ザルツブルグU18監督などの経歴を持ち、国際的な指導経験のある宮沢 悠生氏を新監督として招聘した。電撃とも言える監督交代に踏み切った大宮がどのように戦ってくるのかはベールに包まれている。
磐田は前節、試合の中で起きたエラーを修正できた部分もあったが、結果的にはそれによってリズムを崩して勝利につなげられなかった。理想的な形でゲームを運べるときばかりではない。「チームとしてうまくいかないときに繊細に左右されてしまっている感じはする。メンタル的な余裕は持ち続けなければいけない」(渡邉 りょう)。
今節は新たな指揮官が率いる相手と対峙する上で、“想定外”をどう乗り越えていけるか。磐田にとって、今季チームが抱え続けてきた課題への対応が問われる一戦になる。
[ 文:森 亮太 ]
