前節はボランチの上原 力也が負傷から復帰し、あらためて存在の大きさを示したものの、今節は累積警告によって出場停止。ここ数試合は、ビルドアップの課題を乗り越えるためにボランチの人選は試行錯誤が続いている。そういった背景を踏まえ、ビルドアップのカギを握るボランチの人選は注目ポイントだ。
ただ、ビルドアップの課題は人選によって一時的に解決できる側面はあるが、根本的にはチームとしての質を高めていく必要がある。その上で松本 昌也は大切になる意識をこう語っている。
「自分たちは形として『こうやって崩す』というものがあるわけではないので、ピッチに入って、相手を見ながら、それぞれが良い位置に立って、距離感を良くすることが大事になる」 最適な距離感を保つために、選手個々がディテールにこだわれるか。その課題を乗り越える一戦にしたい。
対する最下位の大宮は、7月中旬から5試合負けなしと復調を見せ、残留圏との差を縮めたが、ここ4試合は勝ちなし。残留圏との勝点差は『7』とこちらも勝利が欲しい状況だ。
そのためには劇的な勝利を飾った前回対戦のように無失点の時間を維持しながら、シュヴィルツォクら前線が数少ないチャンスを仕留めていけるか。逆に磐田は、そのリスクをケアした上で積極的に戦えるか。最後は勝利への執念が明暗を分ける一戦になるかもしれない。
[ 文:森 亮太 ]
