山形は前節、アウェイで札幌と対戦し、2-1で勝利した。今節は現在4連勝中のホームに戻り、今季初の3連勝に挑む。現在の勝点は『41』で、13位に位置する。降格の心配は当面しなくて済む位置にいるが、J1昇格プレーオフ進出を考えれば、落としていい勝点は1つもない。
ここ5試合は4勝1敗。敗れた第30節・仙台戦(1●3)以外は複数得点を挙げ、その仙台戦も含めて4試合で先制に成功している。試合の入りのクオリティーが上がり、主導権を握る時間を増やす中、先にスコアを動かすことができている。今節も同様の入りができるか。
熊本は前節、いわきに0-2で敗れ、ホームでの連勝が『4』でストップした。前半は各局面で上回ることができず、ロングスローやCKを多く受けるなどして、自陣に押し込まれる時間が続く。ゴール前で集中を切らさず、なんとかしのいでいたものの、42分に先制を許すと、アディショナルタイムにも失点。迎えた後半も、反撃の糸口をつかめなかった。
降格圏と勝点7差で16位につけており、予断を許さない状況が続く。次節は現在勝点で並ぶ17位・大分と、その次には19位・山口との直接対決も控えている。残留争いを優位に進めるためにも、まずは今節で勝点3を重ねたい。
両チームともに今季10得点に到達している選手を擁し(山形はディサロ 燦シルヴァーノ、熊本は塩浜 遼)、そのほかにも決定力のある選手たちがいる。互いに攻撃に特長を持つ中、相手の攻撃を守備でどれだけ封じることができるかがポイントとなる。求められるのは、ハードワークと勝利への執着心。先制点はもちろん重要だが、日本代表が親善試合でブラジル代表相手に0-2から逆転勝利したように、試合は最後まで何が起こるか分からない。最後の笛が鳴るまで激しいバトルが続きそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
