高木 琢也監督体制になって無敗街道をひた走っていた長崎だが、前節は磐田との上位直接対決で一発のPKに沈み、連続無敗試合は『16』でストップ。明治安田J2第33節終了時に首位に立った状況から一転、3位・千葉との勝点差は『1』へと接近。自動昇格圏外へ転落する危機が迫っている。
自慢の攻撃陣も前節はクリーンシートに抑えられ、前々節・今治戦もチャンスを多く作り出すことはできなかった。やや消化不良気味であることが気になる部分ではあるが、その不安を吹き飛ばすのが、ここまで17得点を挙げるエース・マテウス ジェズスの愛媛戦での相性。昨季のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦を含め、対愛媛の公式戦4試合で5得点を奪っており、今節でも爆発に期待がかかる。
上位を迎え撃つ形となる最下位・愛媛は、前々節・磐田戦に敗れてJ3降格が決定。難しいモチベーションの中で臨んだ前節は富山相手にリードを奪う展開に持ち込むも、終了間際の失点で引き分けに。今季の戦いぶりを象徴する脆さを露呈する形となった。
ただ、結果が出ない中でも「愛媛らしさは毎試合出せている」と前田 椋介が言うように、小気味いいパスワークからゴールへ迫る場面を随所で見せられていることも確か。上位との対戦で守勢に回ることを前提としたマインドで臨むのではなく、持ち前の躍動感ある攻撃的スタイルを貫き、圧倒する覚悟で意地を見せたいところだ。
[ 文:松本 隆志 ]

