横浜FCは開幕戦、山形に1-2で敗戦。“インプレッシブサッカー”を掲げる須藤 大輔監督の初陣を勝利で飾ることはできなかった。
ボール保持率64%に、総シュート数16本と昨季の堅守速攻とは180度異なる攻撃的なスタイルを披露した一方で、未完成な部分も多く見受けられた。攻守にアグレッシブなサッカーを志向しながらも「受け身の立ち上がり」(須藤 大輔監督)になり、わずか8分で2失点を喫したことは一番の反省点だ。
最終ラインを押し上げ、両ウイングバックが高い位置でプレーすることで攻撃回数を増やせるメリットが生まれるが、ワイドの裏を取られるリスクは表裏一体と言える。今節戦う仙台も特に右サイド攻撃が活発なチームなだけに、必ずそのポイントは突いてくるだろう。そこでひるまずに相手のストロングを上回る効果的な攻めを見せ、今季初勝利を手にしたい。
対する仙台は前節、栃木C相手に4-1で快勝を挙げた。宮崎 鴻、相良 竜之介ら攻撃の核となる選手が欠場となる状況で、ルーキーの古屋 歩夢、杉山 耀建が先発し、好プレーを披露。チームとしても幸先の良いスタートを切ることができ、今後につながる大きな自信となったはずだ。
プレシーズンから取り組んできた[3-5-2]の新システムについては、「サイドに相手が食いついてきたところの背後を前半はうまく使えていた場面も多々あった」と森山 佳郎監督は手ごたえを語る。栃木Cと同じく、ハイプレスで奪いにくる横浜FCのスキを突くイメージも膨らんでいるはずだ。一方でビルドアップについては不安定な部分も多く、攻撃の引き出しを増やす部分はまだこれから。ミスをさらわれての失点に注意してブラッシュアップを続けながら、勢いづける連勝を狙う。
[ 文:青木 ひかる ]
