開幕戦、アウェイで琉球と対戦した鳥栖は、強い風に苦しめられる戦いとなった。風下の前半で先制することに成功したが、風上に立って勢いに乗る琉球に対して立て続けに失点を喫して逆転を許してしまう。後半は風上に立ったものの、風をうまく生かすような攻めができずにやや停滞気味になった。それでも途中出場の田中 雄大が同点ゴールを奪い、PK戦で決着をつけることに。鳥栖は2人が失敗し、琉球は1人が失敗したものの4人が成功。鳥栖はPK戦での敗戦というシーズンスタートとなった。
対する熊本は前節、ホームで山口と対戦。こちらも雪という天候の影響を受けて難しい試合運びを強いられるが、後半に入ってベ ジョンミンと三島 頌平がそれぞれクロスに合わせる形から得点。終盤に1点を返されたものの、訪れたピンチはGK佐藤 史騎を中心にしのぎ切り、片野坂 知宏新監督の初陣を勝利で飾った。
昨季のJ2での対戦はいずれもホーム側が勝利を挙げており、1勝1敗の五分。昨季は熊本でプレーした塩浜 遼、豊田 歩が今季から鳥栖でプレーし、逆に昨季鳥栖でプレーした松田 詠太郎が今季から熊本でプレーするなど、古巣戦となる選手が多いカードだ。開幕戦では風の影響もあって本領を発揮し切れなかった鳥栖にとっては、ホームで今季の新たなスタイルを披露し、サポーターに勝利を届けたい一戦となる。また熊本にとっても、新体制での足場固めを進めていくために連勝でさらに自信を深めたいところだ。
2026/27シーズンでの昇格を目指す両者。勝利への思いで上回れるのはどちらか。
[ 文:杉山 文宣 ]
