栃木SCは降雪・積雪の影響で開幕戦が中止に。今季の初陣となった前節・山形戦は1-2で落としたものの、「大枠で考えたときは非常に良いゲームができた」と柳 育崇は話す。
米山 篤志監督体制の初陣ながら、ハイプレスや「前へ」を標ぼうする攻撃の精度や迫力は上々と言える出来だった。ただし、スキを突かれて喫した2失点が敗戦につながっており、キャプテンの柳 育崇は「勝つためには細かい部分がまだまだ足りない」と現状の課題を口にする。
J2上位候補との対戦が多くなる今大会は、相手が持つ個の質やゴール前の質に対して、いかに対抗できるかがより問われるだろう。今節、ホームに迎える仙台にもその質があり、栃木SCとしてはさっそく前節の反省を生かして対処し、初勝利を手繰り寄せたいところだ。
一方、2連勝と好発進した仙台は3試合連続でアウェイに乗り込む。前節・横浜FC戦も、3季目となる森山 佳郎監督が志向する高強度な展開に持ち込んでゲームをコントロール。迎えた73分、宮崎 鴻がゴール前でボールを受けると、「右足の切り返しから左足、というのは練習からずっとやってきた形」(宮崎 鴻)という技量を発揮し、決勝ゴールをマーク。チームに勝利をもたらした。
宮崎 鴻にとって栃木SCは、駒澤大から加入して3年間を過ごした古巣。そこから仙台に羽ばたき、成長した姿を古巣のファン・サポーターに示すときが来た。
[ 文:鈴木 康浩 ]

