ともに開幕3連勝後(山形はPK勝ちが1試合)、前節で初黒星を喫して迎える隣県ダービーの“奥羽本戦”。山形は前節後に長期間のキャンプを終えて地元に戻り、トレーニングを再開。秋田は高知キャンプから直接乗り込んで臨む。
山形は前節、相模原に1-2で敗戦。1-1で迎えたPK戦を制した前々節・群馬戦ほど決定機を作られたわけではないが、90分でシュートは3本。特に前半はシュートゼロと攻撃が不調で、相手のマンツーマンの守備に苦しめられた。今節は奪ったボールを簡単にロストすることなく、かつ積極的な姿勢を持ち続けられるか。地元への帰還をきっかけに、巻き返しを図る。
秋田は前々節・相模原戦で後半アディショナルタイムにロングスローから高橋 秀典が決勝ゴールを奪い、2-1と勝ち切った。そして前節は4連勝を懸けて群馬戦に臨んだが、前半で中島 大嘉にハットトリックを許し、後半の反撃も2点にとどまり、2-3で敗れた。自陣ゴール前で後手を踏む秋田らしからぬ失点を重ねた反省を、今節に生かせるか。
J2に定着して年々地力をつけてきた秋田だが、“奥羽本戦”に関しては1勝2分7敗と山形に圧倒されている。直近の対戦は昨季の後半戦初戦となったソユースタジアムでの明治安田J2第20節。渡邉 晋前監督の退任直後で、佐藤 尽コーチが暫定的に指揮を執った山形が二度追いつくと、86分にディサロ 燦シルヴァーノが決勝ゴールを奪って逆転勝利を収めている。
山形としては、横内 昭展監督へのバトンタッチはその試合後に行われたため、現体制では初の秋田戦。横内 昭展監督の下で球際の強度を鍛えてきた中、それをチームカラーとして長年続けてきた秋田に挑む一戦になる。球際での戦いにはより注目したい。
[ 文:佐藤 円 ]
