ホームの山口は前節、アウェイで鳥栖と対戦した。後半の立ち上がりに先制を許したものの、62分に中島 賢星の同点ゴールで追いつく。その後は選手交代でギアを上げて何度も鳥栖ゴールを脅かしたが、あと一歩が届かず1-1で90分が終了。それでもPK戦ではGKチェ ヒョンチャンが4本を止める神がかった活躍を見せ、勝点2をつかみ取った。小田切 道治監督は「勝点3にできるチャンスがあった」と最後の質に課題を残しつつも、地域リーグラウンドにおけるホーム最終戦での勝利に向けて強い意欲を示している。
対する熊本は前節、鹿児島との“九州ダービー”に臨んだ。前半を無失点で切り抜け、57分に大本 祐槻のクロスがそのままゴールに吸い込まれて先制に成功。しかし、そのわずか3分後に同点とされ、さらにセットプレーからゴールを許して1-2で逆転負けを喫した。
片野坂 知宏監督が「非常に悔しい、厳しいゲームになった」と振り返ったように、先制直後のスキを突かれた試合運びは反省材料。連敗中と足踏みが続いているだけに、最終節こそは熊本らしいアグレッシブな走力を取り戻し、アウェイで白星をつかみたいところだ。
両者の前回対戦は2月8日の開幕戦で、熊本が2-1で勝利を収めた。前回対戦の雪辱を誓う山口がホームのサポーターの前でリベンジを果たすか、あるいは熊本が意地を見せてシーズンダブルを達成するか。中盤の強度勝負をいかに制するかが主導権を握る上での焦点になるだろう。暑い中でも最後まで足を止めずに走り抜き、勝利で締めくくるのはどちらか。
[ 文:田辺 久豊 ]


