ホームの北九州は前節・滋賀戦を0-1で落とし、PK戦負けを含めて3連敗中。対して鹿児島は前節・熊本戦を2-1でモノにして7試合ぶりの勝点3を獲得し、連敗を『2』で止めた。この連敗阻止により、鹿児島はチームの武器であるパワフルで抜け目のない攻守を発揮するための強いメンタリティーを取り戻すことができたはず。そうした流れからすれば鹿児島のほうが良い状態で今節に臨むことができると考えられる。
ただ、北九州のここ3試合の内容は悪くはない。1-2で敗れた地域リーグラウンド第15節・熊本戦は1点ビハインドで入った後半開始早々に長谷川 光基のゴールで追いつき、PK戦で敗れた前々節・鳥取戦も後半に渡邉 颯太のPKで同点にした。後半アディショナルタイムのロングスローから失点を喫した滋賀戦も前半序盤の苦しい時間を耐え抜き、その後は攻勢の時間帯を作って終了間際には絶好機もあった。それぞれ負けているが、粘り強い守備とボールの保持、前進からの好機演出と、攻守で良い場面、時間帯があり、“最後の詰め”にフォーカスできる段階までチーム作りは進んでいる。
今季一度目の対戦となった第9節ではPK戦の末に鹿児島が制したが、北九州は前田 稜太のスーパーミドルシュートで1-1とした事実がある。最近の試合でも見せた粘り強さと、決定機をモノにする勝負強さを併せて発揮できれば、上位の鹿児島から勝利を手にすることもできるだろう。
[ 文:島田 徹 ]


