アウェイの甲府は、地域リーグラウンドにおいてJ2・J3百年構想リーグ参加40チームの中で2番目に少ない総失点13を記録。スタート時の[3-5-2]から、ボールを失えば素早い帰陣で[5-3-2]のブロックを築き、ディフェンス陣の連係によってスキを作らずスペースを消す。そしてカウンターの局面では、藤井 一志ら前への推進力のある選手たちが一気にフィニッシュへ持ち込む。
直近の第18節・長野戦は好機を作るも無得点で90分を終え、PK戦で敗れた。スペースに差し込む佐藤 和弘のパスや荒木 翔のクロスといった武器を駆使して、今度は得点を奪いたい。
ホームの仙台は、前線からの激しいプレッシャーと、押し込まれたときにはね返す守備を使い分けて相手の攻撃を阻止する。今季からは[3-5-2]を基本とした新システムで、攻撃時には大胆に前へ人数をかけ、最前線の岩渕 弘人を中心に流動的なポジションチェンジで相手を崩す。
直近の第18節・横浜FC戦では、それまで12失点と堅守を誇っていた守備が、試合直前のアクシデントもあったとはいえ、崩されて3失点。まずはカバーリングなど守備の原則を再確認した上で、甲府の堅陣を崩すための厚い攻撃を繰り出したい。この大会で台頭してきた中田 有祐の高さや南 創太のドリブルといった個人の力も加え、勝利につながるゴールを目指す。
[ 文:板垣 晴朗 ]


