ただし、ホームの松本は現在12位で、目標達成に向けて難しい状況にある。雷の影響より中止となった前節・金沢戦を含めて、残り11試合。J2昇格プレーオフ出場圏の6位・奈良との勝点差は『9』となっている。今季は連勝が1回しかなく、安定した戦いができていない。ベテラン・高橋 祥平を中心にしながら粘り強く抗いたい。
一方の栃木SCは好調そのもの。直近7試合は引き分けを挟んで3連勝が2回と、理想的なペースで勝点を上積みしている。前節・琉球戦は4-1の快勝。3試合連続得点中の太田 龍之介が象徴するように、勢いはとどまることを知らない。6位との勝点差は『2』と、射程圏だ。
互いに守備から入るチームだが、成熟度は栃木SCが一枚上手。それが今季の順位にも反映されている。百戦錬磨のベテラン指揮官・小林 伸二監督が構築する守備網は、ほころぶ瞬間が少ない。
松本は栃木SCにブロックを形成されると分が悪くなるため、トランジションの瞬間で上回ってチャンスを作れるか。栃木SCは好調の1トップ2シャドーを軸に押し切れるか。
[ 文:大枝 令 ]
