ここまでC大阪はルヴァンカップでG大阪、鹿島を撃破し無傷の2連勝。今節で勝てばグループステージ突破に大きく近づく。その一戦の注目はメンバーか。ここまでのルヴァンカップはリーグ戦に挟まれた日程で行われたため、大きく先発を替えて臨んできたが、今回の一戦は中6日。これまでと同様、ターンオーバー気味に構成することもできれば、リーグ戦から継続したメンバーで連係を深めることもできる。小菊 昭雄監督のマネジメントに注視したい。
そうした中で注目は、新外国籍選手のマテイ ヨニッチとジェアン パトリッキ。前者は10日、後者は15日にチームに合流し、トレーニングを重ねてきた。1週間前の段階では「両者ともコンディションは70~80%」と話していた小菊 昭雄監督だが、そこから数日が経ち、今回の一戦でデビューする可能性も十分ある。2017年から4シーズンC大阪の堅守を支えてきたマテイ ヨニッチは多くを語る必要はないが、ポルトガルのサンタ・クララから加入したドリブラー・ジェアン パトリッキはJリーグでは初めてのプレーとなるだけに、ピッチに立てば注目だ。
対する大分はこの試合が公式戦11連戦の9試合目。過密日程の真っただ中にあり、肉体的には厳しい状況だ。ただし、精神的には直近のリーグ戦で琉球に勝利したことが追い風になるだろう。「選手たちが本当に頑張っていたので、やっと勝点3を取らせてあげられた」と試合後は下平 隆宏監督も安堵の表情を浮かべたが、待ちわびた新体制初勝利を挙げたことで、気持ちはだいぶラクになっただろう。中2日で臨む今節はメンバーを大きく替えて臨むと思われるが、勢いそのままに公式戦連勝を目指す。
大分のルヴァンカップはここまでG大阪、鹿島とホームで戦い、どちらも引き分け。リーグ戦から選手を大幅に入れ替えながら粘り強く戦い、J1勢を相手に勝点を重ねている。特に活躍が光っているのが長沢 駿。G大阪戦では2得点、鹿島戦でも1得点と結果を残し、チームに勝点をもたらした。琉球戦でも途中出場からファーストプレーでゴールを決めるなど、波に乗っている。ルヴァンカップ3戦連発なるか、注目したい。
また、ルヴァンカップと言えば若手の活躍にも期待がかかるが、直近のU-19日本代表にC大阪からは北野 颯太と春名 竜聖、大分からは屋敷 優成が選ばれた。特に北野と屋敷はルヴァンカップでプレータイムを伸ばしており、北野は鹿島戦でプロ初ゴールも決めた。両者とも代表に合流する前の一戦で結果を残せるか。試合の行方とともに期待したい。
[ 文:小田 尚史 ]


